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管理人の態度が悪い

マンションの管理人の態度が悪かったり不愛想だったりすると、住んでいる人が顔を合わせるだけでも気分が悪くなりますし、マンション全体の雰囲気も何だか良くないですよね。

こんなとき、マンションの管理人を変更してもらったり、辞めさせたりすることはできるのでしょうか?ここでは、マンションの管理人に不満がある場合の対処法をお伝えしていきます。

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入居者の満足度に影響する管理人の仕事とは

一般的にそのマンションごとに専属の管理人が配属されているマンション管理。

住み込みで常駐している管理人と通勤で勤務する2パターンのどちらかで勤めていて、日常的にマンションの清掃をしたり、安全面やセキュリティ面で見回りを行なったりしてマンションを管理してくれる仕事です。(最近住み込みは、ほとんど無くなってきています)

そんなマンション管理人に対する不満の声を耳にしたことはありませんか。

このような場合、どのような対処をするのが良いのでしょうか。

また、清掃などの業務はきちんと行なうが行動に問題のある管理人の場合、どうすれば担当を変えてもらえるのでしょうか。

管理人の業務の範囲と法律的な視点から紐解いていきましょう。

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態度が悪い管理人への対処方法は?

マンションの管理人は入居者の満足度が大きく左右される重要なポストです。その管理人の働きぶりがよく態度が良いと住民は満足してくれますが、少しでも態度や行動が悪いとクレームの対象になってしまいます。

管理人を「管理」するのは管理組合の大切なつとめでもあるのです。

もしマンションに勤務している管理人の態度が悪い場合、どのような対応をすればいいのでしょうか。管理人の態度の解決方法をまとめています。

挨拶から始めよう

愛想笑いをしろとまではいいませんが、いい大人であり社会人です。

最低限の挨拶をしないのは管理会社の教育不足でもあります。まずは朝晩おはようございます。「こんにちは」をキチッと交わすところからスタートをお願いしましょう。

また管理人が清掃業務などの決められた業務をしないということは、管理会社の怠慢や業務不履行ともみなされる行為。

きちんと注意して業務を遂行してもらうように伝えましょう。

管理人、管理会社と問題を共有する

理事長宅に何度もインターホンを鳴らして訪問したり、来客者に高圧的な態度をとったりするのは、実は本人が気づいていない性格でもあるため悪気のないことが多く、注意しにくい行動でもあります。

常識とかけ離れている行動が見受けられたら管理会社(フロント担当)に連絡して相談し、まずは、問題点を共有するところから始めましょう。

状況によっては法的処置も

嫌がらせをしたり、個人情報を周囲に漏らし続けたりする行為は勤務態度や管理会社の範囲を超えた軽犯罪にあたるものです。

とくに個人情報を本人の許可なく他者に伝える行為は、ストーカーなど新たな事件へと発展することにもなりかねません。

住民のプライバシーを守る義務がある管理人がそのような行為をするのはもってのほか。管理会社に連絡して、守られない場合は担当者を変更するように要請する必要のある事案かもしれません。

警告しても態度が改められない場合や変更にも応じてくれない場合などは、法的処置の検討も必要かもしれません。

民事に詳しい弁護士や自治体の消費者相談窓口に相談してみると良いでしょう。

管理会社と管理人は互いのことを知らない?

マンションの管理人は管理会社に直接雇われることもありますが、管理会社が派遣会社と契約していて、現場に派遣される人材という場合もあります。

派遣された管理人は自宅から出勤するのが一般的。ですから管理人と管理会社は互いのことをよくわかっておらず、管理会社も管理人の人柄や経歴をよく知らないままマンションに派遣されていることも少なくありません。

多くの管理人が定年を迎えた方や前職をリタイアしたセカンドキャリアの方。

きちんと仕事を全うする管理人もいれば、中にはそうでない方もいます。雇ってみないと分からないというのが実情なので、もし自分のマンションに合わない管理人が担当になってしまったら、それが判った時点でトラブルを招いてしまわないように、早急に管理会社に取り合って対策を講じましょう。管理人本人のためでもあります。

住民の声が届いたら早めの対策を

マンション管理人という仕事は清掃や修繕などの資産価値の維持、マンション内のトラブルの処理、管理組合の会計指導など多岐にわたります。

住民からクレームが入るなどして管理人へのクレームや交代要求があった場合には、組合を通して管理会社にすぐに相談しましょう。

マンションを正しい管理運営に戻して物件の価値を維持・向上するためにも早めの対処が大切です。

ただ、クレームの前に管理組合側も住民の希望を理解しておくことが必要です。

一般に、居住者の半分は良い管理員の定義を「管理室にいる時間は最小限で、建物のあちこちを見たり、ゴミ拾いなどの美化に務める人」と考えており、残りの半分は「管理員は常に管理員室にいて、何かあったときにすぐに話ができるものだ」と考えています。

いうまでもなく、どちらかしか叶いません。そうなると、半分の住民は常に管理員に対して不満を持っているということになります。

マンション管理での相談先は管理会社以外にもある

マンション管理で疑問や不満をもったとき、マンション管理会社以外に相談することも可能です。 管理組合内やマンション管理会社でトラブル解決を図ることができれば良いのですが、 なかには「マンション管理会社の対応が信頼できない」という場合もあるでしょう。 そこで、マンション運営について相談できる相談先を紹介します。

  • 公益財団法人マンション管理センター
    国からの指定を受けている団体です。マンション運営についての相談を無料で受け付けており、指導や助言などをおこなってくれます。
  • 法人マンション管理業協会
    分譲マンションの管理に関する相談に対応しており、電話あるいはFAX、面談にて相談できます。相談料は無料のため、“マンション管理会社に不満がある“などの悩みを相談してみるのも良いでしょう。
  • マンション管理士の事務所に相談する
    マンション管理士はマンション管理に関する専門的な知識を持っているため、マンション管理の相談役として活用するのも良いでしょう。
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